【通訳練習教材】SDGs 11 Sustainable Cities and Communities / 住み続けられるまちづくりを(英語&日本語動画)

通訳 リテンション リプロダクション 練習 教材 SDGs  Goal11 Sustainable Cities and Communities 住み続けられるまちづくりを オンライン 通訳講座 山下えりか 

 

 こんにちは、英語同時通訳者オンライン英語・通訳講師の山下えりかです。

 

 毎月30日更新の通訳教材「訳して学ぶSDGs」、今回は目標11「Sustainable Cities and Communities / 住み続けられるまちづくりを」です。短文の逐次通訳やリテンション・リプロダクションの練習にご活用ください。

 

 

レッスンと同じ教材で通訳&リテンションの自主練習ができる自習室も開講中です!

 

 

✔ 教材を作る理由とテーマ


 教材のテーマは以前『2030年に向けたみんなの目標SDGs (持続可能な開発目標)』の記事でも紹介した「SDGs(持続可能な開発目標)」です。現在私のオンライン通訳講座・英語講座でもSDGsを扱っていますが、まだまだその普及率と認知度が低いと感じています。そこで無料公開の英語&通訳教材という形で、SDGsの周知と啓発をしたいと考えました。

 

 

✔ なぜSDGsなのか


 SDGsは2030年、そしてその先の未来へ向けて、今を生きる国際人の必須教養です。SDGsの17の目標は通訳者を目指す人であれば絶対に知っておくべき様々な分野の幅広い知識が詰め込まれています。また通訳を目指していなくても英語で世界各国の人たちと仕事をする人にとっては、仕事のための背景知識として、教養として、仕事相手との話題として、様々な形で活用できる内容です。

 

 

【参考】

オンライン通訳講座個人レッスンの内容紹介(使用教材、SDGsを使う理由)

 

 

✔ 教材の特徴


  • 「SDGsとは」と17目標の計18テーマの教材を日本語・英語の両言語で作成します。同じテーマを両言語で練習することで、語彙、表現、知識の定着と強化につながります。
  • 文章を一文ずつ区切り、読み上げの1.5倍のポーズ(リプロダクションまたは通訳のための時間)を入れてあります。原文と同じ言語で繰り返せばリテンション&リプロダクションの練習に、通訳をすれば短い逐次通訳の練習にご活用いただけます。
  • このシリーズで作成・掲載する教材動画は、国連または国連開発計画(UNDP)のサイトに掲載されているSDGsとそれぞれの目標についての基本情報で構成されています。動画はSDGsの周知、啓発、教育を目的とするもので、私のオンラインレッスンで使用している教材とは異なる内容です。

 

※ちなみに私のオンラインレッスンで使用しているSDGs教材では、より実践的な逐次通訳の練習ができるよう、10~30秒のポーションで区切った復習用動画を作成しています。こちらはオンライン通訳基礎講座のみの特典です。ご興味のある方は講座にお申込みください。

 

 

 

✔ こんな人に使って欲しい


  • SDGsについて聞いたことはあるまたは興味はあるけれどこれまで学ぶ機会がなかった人
  • 教養を身につけながら英語力や通訳技術を磨きたい人
  • 当オンライン英語・通訳講座の予習用教材として

 

【参考】

オンライン通訳講座個人レッスンの内容紹介(演習内容、課題、復習の仕方、その目的等々)

 

 

✔ おすすめの使い方


  1. 日本語動画でリテンション&リプロダクション
  2. 英語動画でリテンション&リプロダクション
  3. 英語動画でメモ無し逐次通訳
  4. 日本語動画でメモ無し逐次通訳

 

 おすすめの使い方はこの順番です。

 

1.日本語動画でリテンション&リプロダクション

 

 まず内容の理解は母語の方がスムーズなので、日本語で最初にリプロダクションをすることで内容を把握し、知識を吸収します。

 

 

2.英語動画でリテンション&リプロダクション

 

 次に同じテーマの話を英語でリプロダクションすることで、日本語で得た知識の英語での表現や単語を習得します。

 

 

3.英語動画でメモ無し逐次通訳

 

 通訳の際に英→日が先なのは、アウトプット言語が母語の方が自信を持って訳せるからというのと、日→英をする際にどんな英語を使えば良いのかを先に確認しておくためです。

 

 

4.日本語動画でメモ無し逐次通訳

 

 最後に日→英の通訳をし、ここまでに習得したその教材に関連する英語の単語や表現を自分の言葉として使えるようになっているかの確認をします。

 

 

 話の区切りが一文ごとと短いので、リプロダクションも通訳もメモを取らずに練習しましょう。リテンションを鍛えることが通訳訓練の第一歩です。

 

 それぞれの動画の下にスクリプトがありますが、できるだけスクリプトには頼らず耳で情報を拾う訓練をしましょう。理想としてはスクリプトは最後の最後に確認のために使うのがおすすめです。

 

  

 

✔ Sustainable Cities and Communities(英語)


 

【動画リンク】SDGs 11 Sustainable Cities and Communities (YouTube)

 

 

【スクリプト】

 

More than half of us  live in cities. 

 

By 2050, two-thirds of all humanity—6.5 billion people—will be urban. 

 

Sustainable development cannot be achieved without significantly transforming the way we build and manage our urban spaces.

 

The rapid growth of cities—a result of rising populations and increasing migration—has led to a boom in mega-cities, especially in the developing world, 

 

and slums are becoming a more significant feature of urban life.

 

Making cities sustainable means creating career and business opportunities, safe and affordable housing, and building resilient societies and economies. 

 

It involves investment in public transport, creating green public spaces, and improving urban planning and management in participatory and inclusive ways.

 

 

✔ 住み続けられるまちづくりを(日本語)


 

【動画リンク】SDGs 11 住み続けられるまちづくりを (YouTube)

 

 

【スクリプト】

 

現在、世界人口の半分以上が都市部で暮らしています。

 

2050年までに、都市人口は65億人と、全人口の3分の2に達する見込みです。

 

私たちが都市空間の整備、管理方法を大きく変えない限り、持続可能な開発を達成することはできません。

 

開発途上地域における都市の急成長は、農村部から都市部への移住者の増加と相まって、巨大都市が台頭しました。

 

1990年の時点で、人口1000万人以上の巨大都市は10か所にすぎませんでした。

 

2014年までに、その数は28に増え、計4億5300万人の住民が居住しています。

 

極度の貧困は都市部に集中することが多いため、国も自治体も、都市部の人口増加への対応に苦慮しています。

 

都市を安全かつ持続可能にするためには、安全で手頃な価格の住宅へのアクセスを確保し、スラム地区の改善を図らなければなりません。

 

また、公共交通機関に投資し、緑地を整備するとともに、参加型で包摂的な方法で都市計画や管理を改善することも必要です。

 

 

 

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【About Erika】

職業:英語同時通訳者(個人/フリーランス)

現住所:札幌市

留学歴:3年(アメリカ)

特技:柔道(初段)、ピアノ(弾き語り)

趣味:料理、お菓子作り、食器屋巡り