【通訳のお仕事】通訳で出会った美味しいものたち 1

 

 こんにちは、英語同時通訳者オンライン英語・通訳講師の山下えりかです。 

 

 通訳者の仕事は、いつも出会いに満ちています。人との出会いはもちろんのこと、それまで全く触れる機会の無かった新しい分野との出会いであったり、それに関連して得る新しい知識であったり、またそこから広がるものであったり。どの出会いもとても貴重ですべてが私の財産ですが、中でも食べることが大好きな私にとって嬉しいのが、新しい食との出会いです。

 

 特に食品系の展示会や商談会は新しい食との出会いのチャンスが満載です。今回はそんな食品関連の仕事で出会った、美味しいものたちをご紹介したいと思います。

 

 美味しいものの紹介の前に、食品に限らず商品を扱う仕事の際に私が一番大切にしていることをご紹介します。それは、「商品に惚れること」です。いただいた事前資料を読み込み、必要であれば追加で自分で情報収集をして、当日はクライアントや担当企業の方からできるだけたくさんの話を聞いて、実際にお店に立って売り子ができるほどにその商品を学びとことん惚れこむことです。これを短時間でできることも、通訳者の重要な技術です。知識があればるほど、それが定着していればしているほど、そしてその商品に惚れれば惚れるほど、展示会でも商談でも良い通訳ができます。

 

 ただしこれは期間限定の惚れ薬のようなものです。本当に好きになれるものならそのまま継続することもありますが、大抵の場合は終業と同時に解ける魔法です。商品をお土産にいただいて家に帰ってみたら大して美味しく感じなかったなんてことも、意外と多くあります。

 

 今回ご紹介するのは、惚れ薬で恋をしてその後本物のLOVEへと変化した、私と食とのラブストーリーです(笑)

 

 まずはじめは、2013年にTICAD(アメリカ開発会議)のサブイベントとして開催された、アフリカン・フェアで出会ったクリスタルコーヒー。ウガンダ産の豆を使ったオーガニックコーヒーです。

 

 私は静岡出身と言うこともあり、普段はもっぱら緑茶派なのですが、このコーヒーと出会ってからはこれがスイーツのお供の定番になりました。昔喫茶店のマスターだった主人も、「今まで飲んだ中で一番美味しい」と一口でファンになったひとりです。

 

 アフリカでは日本の茶道のように、コーヒーを客人への特別なおもてなしとしてふるまう文化があります。お客さんが来てから目の前で豆を煎るところから始めることもあるのだとか。この時ブースでご一緒したクリスタルの社長が、コーヒーを「入れる」ではなく「点てる」と表現していたのがとても印象に残っています。その熱意と愛情と何よりも味に一口惚れし、家で飲むコーヒーはクリスタル一筋です。

 

 焙煎の度合いによって、アメリカン、ホット、深煎り、アイスの4種類があります。個人的には深煎りとアイスが好きです。(上の写真はアイス)興味のある方はぜひ下記リンクから、クリスタルコーヒーさんのネットショップへどうぞ。

 

 株式会社クリスタル Crystal Coffee

 

 

 

 お次はCMでもおなじみのR-1です。

 

 これが冬の体調管理に有効な機能性ヨーグルトとして定番化してきた頃に、乳業関係者向けに開かれた展示会で出会いました。この時私が担当したブースは食品展示ではなく、様々な知識の普及を目的とした業界団体のブースだったのですが、そのすぐ側に主要乳業メーカーの主力商品食べ放題&飲み放題のスペースがありました。

 

 クライアントからは、「好きな時に好きに食べて。じゃんじゃんいっていいから。」と初日に伝えられ、一応最初は遠慮していたものの、それを察してかクライアントが色々と持って来てくださったのですぐに積極的に動き出し、普段店頭で見ることがあってもなかなか手が出ない少し高額な商品を物色しては、お客さんの少ない時間帯に色々といただいていました。

 

 実はこの時、咳が長引く風邪に悩まされていました。そこで毎日午前と午後の2回R-1をいただいたところ、咳は大して収まらなかったものの、予想外に嬉しい効果がありました。体調はそれほど良くなく連日片道2時間超の通勤&寝不足だったにも関わらず、最終日にはお肌がツルツルのピカピカになっていたのです(笑)

 

 専門家であるクライアントからは、「自分に合った乳酸菌を見つけるのが大事。」と教わりました。少なくともR-1は私のお肌のメンテナンスには効果絶大なことが分かったので、以来毎日R-1は欠かさず摂っています。ただし最近では主人と2人で食べるために、R-1を種にヨーグルトメーカーでせっせと培養して節約しています。どれほど効果が残っているのかは疑問ではありますが、大事なのは気持ちです(笑)

 

 ちなみに自分に合う乳酸菌の探すには、同じヨーグルトを1日100gを目安に1週間食べ続けて様子を見ると良いそうです。同じ種類を一定期間続けるというのが大事なのだと、この時のクライアントから教えられました。これを機にぜひみなさんも自分に合った乳酸菌を探してみてはいかがでしょうか。

 

 長くなるので続きはまたにします。

 

 

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