シャドーイング教材の選び方(日本語&英語)

山下えりか  通訳 勉強法 シャドーイング 英語 日本語 教材

 

 こんにちは、英語同時通訳者オンライン英語・通訳講師の山下えりかです。

 

 

 私はこれまでこのブログで、英語学習や通訳訓練の一環としてシャドーイングをおすすめして来ました。これは私がサイマルアカデミー時代から英語10分間と日本と5分間のシャドーイングを日課にしていて様々な面でその効果を実感しているためです。

 

 『シャドーイングのやり方(お手本)』の記事ではタイトルの通りシャドーイングのやり方をお手本動画付きで解説していて、記事の最後にはおすすめの英語のシャドーイング教材としてパックンことパトリック・ハーランさんのスピーチの動画を紹介しています。しかしながらそれ以外ではどのような動画や音源を教材に選べば良いのか、また日本語のシャドーイングの教材の選び方についてなども解説しておらず、この点に関してこれまで多くのご質問をいただきましたので、改めて今回の記事でまとめておきたいと思います。

 

 英語初心者から中級者向けの英語のシャドーイング教材は、中学や高校の英語の教科書の読み上げCDです。詳しくは『英語学習で伸び悩みを感じたら見直してほしいこと』の記事をご参照ください。

 

 上級者英語のシャドーイング教材には、英語圏の政治家のスピーチがおすすめです。彼らの多くはスピーキングや滑舌の訓練を受けておりスピーチも専門のスピーチライターが書いたものであるため、発音、リズム、間の取り方、緩急のつけ方、話の運び方や表現等、様々なことを一度に学ぶことができます。おすすめのスピーチをいくつかご紹介します。

 

Speech at ALA Conference / Hillary Clinton

 

Election 2012 / Joe Biden's Full DNC Speech

 

Theresa May's Conservative Party Conference speech 2018

 

David Cameron's full speech to Conservative Party Conference 2012

 

 これ以外にもご自身でお手本にしたい人のスピーチを「名前 speech」で検索してみてください。

 

 英語のシャドーイングは毎日違うものをやるのではなく、毎日同じものを繰り返し使用するのがおすすめです。慣れてくると細部まで気を配る余裕が生まれますから、完コピできるくらいまでやり込み、音源の全てを自分の中に取り込むつもりで練習してください。10分以上の長さのある音源を使用する場合、まずは慣れるまで最初の10分間を1ヶ月ほど続け、完璧にできるようになったら次の1ヶ月間で続きの10分間をやる...そんな風に使ってみてください。

 

 英語のスピードに慣れるというのもこの練習の目的のひとつです。難しいと感じても1文ごとに止めたりせず、流れる音声について行く努力をしてください。毎日続けていれば必ずできるようになります。

 

 日本語のシャドーイングは、NHKラジオニュースを使用することをおすすめします。アナウンサーの話し方は人に伝える話し方のお手本ですし、ニュースの内容もまた伝わりやすい構成を意識していますので、日本語の文章構成の勉強にもなります。

 

NHKラジオニュース

http://www.nhk.or.jp/radionews/

 

 私は冒頭のアナウンサーの自己紹介や音楽が流れる箇所は飛ばして、ニュースの読み上げが始まる箇所から5分間程度を使用しています。日本語は私たち日本人にとっては母語なので、聞き取りや理解に英語ほど苦労することはありません。そのため日本語のシャドーイングは英語のように毎日同じものではなく、毎日新しいものを使用しましょう。日本語は私たち日本人にとって母語であるため聞き取りにかかるストレスが少ないので、ただ聞こえた通りに口を動かすのではなく、内容を細部まで理解しながらついて行くことを意識しながら練習しましょう。

 

 シャドーイングはそのやり方や意識によって一石何鳥にもなるおすすめのトレーニングです。ぜひ日々の学習に取り入れ、学習の効率アップにご活用ください。

 

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【About Erika】

職業:英語同時通訳者(個人/フリーランス)

現住所:東京

留学歴:3年(アメリカ)

特技:柔道(初段)、ピアノ(弾き語り)

趣味:料理、お菓子作り、食器屋巡り

楽しみ:正月の箱根駅伝、2か月に1度の大相撲観戦(テレビ)、年に数回の柔道国際・国内大会テレビ観戦、年に数回のブロードウェイミュージカル日本公演、不定期の札幌旅行