こんにちは、英語同時通訳者でオンライン英語・通訳講師の山下えりかです。
以前、通訳の仕事で出会った美味しいものとして、ウガンダコーヒーとヨーグルトのR-1をご紹介しました。今回はその第二弾として新たに2つ、美味しいものをご紹介します。
1つ目は数年前のFOODEXで南アフリカの企業のブースを担当した時にお土産としていただいた、缶詰のトマトペーストです。先に書いておきますが、この企業のトマト製品が特別美味しかったというわけではありません。重要なのは、トマトペーストとの出会いの方です(笑)
ブースにはお馴染みのホールトマト、カットトマトと並び、トマトペーストの缶詰が並んでいました。最終日にブースの担当者から「好きなの持って帰っていいよ」と言われたのですが、どれも業務用サイズの特大缶詰だったため、全部を持ち帰るのは無理と判断。
ど・れ・に・し・よ・う・か・な?
と考えた時にまず頭に浮かんだのは、スーパーでの値段でした(笑)ホールトマトやカットトマトは大抵どこのスーパーでも安く売られています。その一方でトマトペーストは少量で高額なものが多く、缶詰で売られているものは滅多に見かけません。トマトペーストが高額なのは、使っているトマトの量を考えれば当然のことです。それを業務用サイズの缶詰で無料で貰えるとなれば...当然選ぶべきは、トマトペースト!大きなトマトペースト缶を抱え、家路につきました。

我が家では、トマトソースを年に数回一度に大量に作り、キューブ状に冷凍して常備しています。それまではいつもカットトマト缶とトマトピューレを併用していたのですが、濃度を出すのに時間がかかるのが悩みの種でした。そこに満を持して登場した特大のトマトペースト缶。大量のトマトが既に煮詰められている状態なので、煮詰める必要は無し。むしろ濃度が高いため、トマトジュースで伸ばす必要があるほどです。簡単に味を調え、しっかり火を通せば出来上がり。それまで半日かかっていたトマトソースが1時間もかからずにできるようになった上に、それまでの数倍濃厚で酸味の角が取れたまろやかで旨味の強いトマトソースに仕上がり、夢のような出会いでした。以来トマトソースを作る時にはネットでトマトペースト缶を購入しています。これもまた、私の食生活を豊かにしてくれた美味しい出会いでした。

2つ目は、お茶です。
数年前、地元の静岡で開かれたお茶の商談会の通訳に行きました。この時はなんと歴史の教科書にも載っているあの有名会社、「東インド会社」の通訳を担当しました。最初に依頼票を見た時には目を疑いましたが、紛れもなくあの「東インド会社」です。イギリスの方の口から「徳川家康」やら「葵のご紋」という単語を聞いた時にはいろいろと衝撃的でした(笑)

この仕事の際、静岡市にある浜佐商店さんの玉露をご馳走になりました。静岡で生まれ育ち今更お茶に驚くことはないだろうと思っていたのですが、思わず声を上げてしまったほど、感動的な美味しさでした。全く新しい、お茶との出会いでした。
同じ席で、同じく浜佐商店さんの鹿児島県霧島産のオーガニック緑茶もいただきました。とてもやさしく素朴な味で、毎日飲みたくなるお茶です。更に茶葉をお茶ミルで挽いて粉茶にして飲む習慣のある我が家にとって、オーガニック茶葉というのはありがたく、以来粉茶用に購入するようになりました。この出会い以来、浜佐商店さんの大ファンです。
以上、通訳の仕事で出会った美味しいものたちの紹介でした。
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【About Erika】
職業:英語同時通訳者(個人/フリーランス)
現住所:東京
留学歴:3年(アメリカ)
特技:柔道(初段)、ピアノ(弾き語り)
趣味:料理、お菓子作り、食器屋巡り
楽しみ:正月の箱根駅伝、2か月に1度の大相撲観戦(テレビ)、年に数回の柔道国際・国内大会テレビ観戦、年に数回のブロードウェイミュージカル日本公演、不定期の札幌旅行